カマキリ

玄関先で寒くて縮こまってるカマキリを見つけた
左手が黄色に変色し始めてた

少し悩んでサンルームのハイビスカスの鉢にとまらせた
サンルームでも、やっぱり夜は寒くて葉の裏で縮こまっていた
翌日、サンルームが煮えたらいけないので開け放したけれど、もう羽ばたく力はないのか出ていく様子はなかった
その日の夜はハイビスカスの鉢ごとカマキリをリビングに入れた
数時間経つと天井へ向かって壁を歩いて上がって行く
その晩はリビングの暖房をつけたままで寝た
翌日、暖かく天気が良かったので、玄関前の日の当たる桜の木の残り少ない緑の葉にカマキリをとまらせた
割と元気に餌を探してる風だった
翌朝も見てみるとあまり場所は変わってなくて、やっぱり餌が来ないか見張ってる風
この数日は暖かめな日中だ
小さな蜂の類が何匹が飛んでいたので、うまくいっていたなら餌を捉えられたりもしているのかな
でも、翌日からは冬に向かって寒くなる
あと数日で12月、今年が暖かすぎなだけ
夕方過ぎて、雨が降り出した
明日もカマキリは生きてるのかな

リビングに招き入れた時のカマキリは動きが軽くなって快適そうに見えた
ずっとリビングに捕らえていたい気持ちが増した
餌をあげたくても生き餌を上げることは私には調達出来そうにない
室温を上げるためにエアコンとファンヒーターを併用する部屋は乾燥気味で、試しに蜂蜜入りの水を与えてみたけれど、そんなものに興味はなさそうだった

虫の気持ちは分からない
私にとっての暖かい部屋がカマキリにとって心地よいか分からない
食べるものがないまま温暖な気温だけで、繁殖行動を行えない渇望に捉えるのは残酷なのか
例え給餌が行えても、カマキリは冬を越せないはず
延々と続く渇望の末に死なせるのか
自然の中で気温低下の中で絶える方が苦痛は少ないのかもしれない
人間の快適の感覚や価値観で不本意な最後を虫に押し付けている気がしてきた

今、夜9時前、久しぶりの雨が降り続けてる
一雨ごとに寒くなる、冬になる
カマキリは桜の葉の裏で雨を凌いでいるのかな

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